プログラマーは近年、人手不足であり需要が供給を上回っていますが、将来的にどのような傾向にあるのでしょうか。
目次
プログラマーの仕事内容の基本
プログラマーだと、活躍できる分野が広そうだわ
マスターする言語によって活躍する分野や働き方が色々あるよ。
プログラマーはシステムエンジニアが設計した設計書に基づきプログラミングをするという役割でしたが、最近はその様に役割が明確に分かれていないケースが多いです。
プログラマー数名で業務システムやアプリを開発する事もあります。仕様書作成、テスト、プログラを組む、リリース作業、等を役割分担しているケースがあります。
プログラマーの仕事内容は分野毎に特徴あり
プログラムがどこに使用されるかにより顧客の種類や仕事内容が変わってきます。
WEB系
ホームページやネットショップの構築、運営をします。単価は下がりますが、小規模でも対応可能です。
オープン系
汎用機を使用せずPCで、販売管理システム、業務管理システム、等を開発します。この流れをマイグレーション(migration)といいます。
COBOLで記述されたプログラムを解読しながら新しい言語で開発していくといった需要はかなり多いようです。
汎用系
銀行、保険会社、流通会社、役所、向けに大型コンピュータ(メインフレーム)を用いたシステム開発です。
近年はCOBOLのプログラマーが不足し時間単価が上がっているという情報もあります。
長期的はオープン系に流れていく傾向にあります。
組み込み系
特定の機能をだすため機械に組み込むシステムであり、家電、自動車、ロボット等に使用されます。
IoT関連の需要増によりプログラマーが不足しています。
プログラミング言語の種類について
プログラマーが仕事で使う言語は様々な種類があります。使う言語により活躍する業界や働き方が違ってきます。
フロントエンド言語
フロントエンド言語は、ユーザーが使用する画面やサーバーサイドとやりとりをするシステムを作ります。HTML、CSS、Javascript等があります。
これらを組合わせて使用し、ホームページを作ります。
HTMLは、テキストと特定の記号を使用して記述し、マークアップ言語は、とも呼ばれます。
サーバーサイド言語
サーバーサイド言語とは、サーバー内で動作し、データベースを動かす言語です。サーバーサイドの言語は、php、python、ruby等、多くの種類があります。
HTML(HyperText Markup Language)
マークアップ言語でり、ハイパーテキストとハイパーリンクを記述出来るため、ほとんどのホームページで利用されています。
CSS(Cascading Style Sheets)
ホームページのスタイルを指定する言語です。
JavaScript
ホームページで動的コンテンツを使用したりすることができるオブジェクト指向のスクリプト言語です。
サーバーと情報を送受信することなく即時にタスクを実行することができます。
Javaと名前が似ていますが異なるプログラミング言語です。
PHP(Hypertext Preprocessor)
動的にホームページを生成できるサーバーサイドのスクリプト言語です。比較的簡単なため習得しやすいと言われています。WordPressやWebアプリケーションの開発に使用されます。
Java
C言語、C++、から開発されたプログラミング言語です。
javaは”Write once, run anywhere”と言われます。「一度書けば、どこでも実行できる」という意味です。
Windows、Mac、Linux、UNIX、等どこでも動作するため、Androidのアプリ、デスクトップアプリ、組み込み系、IoT、等の開発に使用されます。
Python
コードがシンプルで、多くのプログラムを分かりやすく、少ないコードで書けるのが特徴です。AI、Deep learning、WEBアプリ、の開発等で利用され、Youtube等もPythonが使用されています。
Django、Flask、Bottle等のフレームワークが準備されています。
プログラマーの仕事内容は将来どうなるか
経済産業省の調査データ等によると、2030年頃まではIT人材が不足するとなっており、引続き売り手市場の状況は続きます。
しかし、日本のプログラマーにとって脅威となるのはオフショア開発かもしれません。ある企業はインドやベトナムのプログラマーに開発を委託し、国内の1/2の価格で対応し徐々に規模を拡大しています。
また、便利なクラウドサービス等が増えれば独自に開発しなくても良いため、開発案件自体が減少する可能性があります。