業務独占資格[最近おすすめの業務独占資格とは]

業務独占資格について

業務独占資格は良い資格と全く使えない資格とがあります。業務独占資格とは改めて何かを考えてから取得を目指しましょう。

業務独占資格とは

どんな資格を取得すべきか、迷うな~

そりゃー、せっかく取得するんだったら独占業務がある業務独占資格でしょ!

業務独占資格は、その資格がないと出来ない特定業務がある資格です。
いわゆる独占業務がある資格であるため、資格を取得するとそれが参入障壁となり、独立できる、地位が安定する、転職が有利、等のメリットがあります。

医師、歯科医師、薬剤師、看護婦、柔道整復師、税理士、公認会計士、弁護士、司法書士、不動産鑑定士、等が有名です。

業務独占資格とは別に、名称独占資格というものもあります。これは、その資格を保有する者だけが名乗ることが出来る資格です。
例えば、中小企業診断士などは名称独占資格です。中小企業の経営診断やコンサルティングは資格がなくても出来ますが、資格保有者でなければ中小企業診断士と名乗ってすることが出来ません。

設置義務資格というものがあり、特定の事業を行う際は設置しなければいけない資格の事です。宅建士、衛生管理者、等があります。

その他、技能検定資格があります。これらは法的根拠がある国家資格以外に民間資格もあります。

業務独占資格の分類

業務独占資格を分類すると以下の3つに分かれます。

  • 無償業務独占資格
  • 有償業務独占資格
  • 行為独占資格

つまり、資格がない人は、
有償でも無償でも業務をやってはいけない、
有償だと業務をやっていはいけない
業務に限らずやってはいけない
というものになります。

業務独占資格は国家資格

業務独占資格は国家資格である

業務独占資格は国家資格であり、法務省、厚生省、等の省庁が管轄しています。
また、弁護士法、医師法、といった法律で定められています。
この点は、民間資格と違うところです。
〇〇〇省推推奨資格とかいう紛らわしい民間資格もあります。

おすすめの業務独占資格とは

おすすめの独占業務資格とは、何を基準に考えるかというと一般的には、「稼げるか」「尊敬されるか」という基準かと思います。
これは個人の価値観により差があると思います。
業務独占資格を選ぶ際は、「稼げる」「尊敬される」という軸で比較検討してみると良いかと思います。

業務独占資格は、稼ぐ、尊敬、という軸で考える

そして、おすすめの業務独占資格とは何かを考える視点として2つあります。

業務独占資格は「市場ニーズ」と「競争環境」で考える

〇〇〇〇資格なんて専門家ポクてカッコいいよね~

業務独占資格は資格を取っても仕事が無ければ意味がないよね。市場ニーズがあるか、とか、その資格の競争状況を考えて選んだ方が良いと思うよ。

どれだけ難しい資格でも市場ニーズが無ければ全く役に立ちません。
また、正直にいうと時代遅れになっている資格もあります。

また、 その資格保有者が需要より多すぎても価値が低くなります。
このケースは近年よく確認されています。

医療系の業務独占資格

高齢化社会において確実に市場ニーズがあります。そして、まだまだ人手が足りない業界でもあるので仕事や所得が目的であればお勧めです。
医療系の資格として、医師、看護師、ケアマネージャー、柔道整復師、等があります。

法律系の業務独占資格

法律系の資格として、弁護士、司法書士、行政書士、社労士、等があります。
法律系の資格は、実際の仕事以上に難易度が高いというのが特徴です。
超難関資格をとっても仕事が無い、という話もよく聞きます。
但し、圧倒的に尊敬される資格でもあるので価値観の問題かと思います。

「業務独占資格」VS.「AI」「ロボット」

業務独占資格の最も脅威になるのがAIやロボットです。例えば、独占業務の中でこれまで圧倒的に安定していた税理士業務等は、AIの進展で変化してきています。
クラウド会計等を使用すると仕分けなどのデータ入力の多くが自動化されます。これまで5万円だった顧問料がクラウド会計により1万円に減ったという事例もあります。
また、RPAというロボットが普及してきており、書類作成業、業務処理、等が自動化されてきています。これらが手続業務系の仕事に影響を与えてきています。

協会の会費に注意する

資格は国家資格、民間資格それぞれで運営する団体があります。通常は一般社団法人〇〇〇協会として資格の認定や更新、教育などを実施しています。
この様な協会も会費で運営されており、会費の割りにあまりメリットが無いと会員からいわれている団体も多くあります。
会費は年間数万円のところもあれば、数十万円のところもあります。
資格の取得だけでなく毎年の更新にどのくらい会費が発生するかも注意を払っておく必要があるでしょう。