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中小企業診断士の独立準備は現場視点の情報収集を
最近は中小企業診断士で独立する方も増えてきています。
不透明な将来に対して中小企業がコンサルティングを受ける事が身近になり、国もその重要性により理解を深めました。
この様に追い風の中小企業診断士ですが、独立準備を進めるに際して注意しておかなければいけない事があります。
開業準備に向け重要なのが、現場視点の情報収集です。
ニーズは現場に出ないと分からない
企業内診断士にとって情報収集はそう簡単ではありません。なぜなら情報が溢れかえっているからです。
近年は情報が多すぎて本当に必要な情報の収集が難しくなっています。
公的機関の発信する情報をキャッチ
公的機関の発信する情報をキャッチする事は有効です。都内であれば以下の機関があります。独立コンサルになったつもりで現場の情報をキャッチし市場ニーズを感じ取る事が重要です。
独立コンサル塾の発信する情報だけに頼っていたのでは準備になりません。
- 東京商工会議所
- 東京都よろず支援拠点
- 東京都中小企業振興公社
- 中小企業基盤整備機構
- 東京信用保証協会
- ミラサポ
独立開業塾はしっかりと見極める
独立開業塾はズバリ見極めが重要です。独立開業は自己責任です。塾の先生には責任はありません。
顧客になってはダメ
コンサルタントもサービス業です。その為、開業したら顧客を獲得するために営業活動や情報発信が欠かせません。
企業内診断士は正直言うと「最高の顧客ターゲット」となりえます。なぜなら一流企業に所属し、知的モチベーションが高く、更に「独立」という目的が見えているからです。
スキルアップ系のスクールにとってこんなに良いペルソナは無いかもしれません。
成功者の情報はあてにならない
中小企業診断士にはスター選手のような方々もいますが、はたして同じような事が出来るかは未知数です。
目指すのは自由ですが、自分なりのスタイルを確立しないと成功は無いでしょう。
開業はコンサルタントデビューではない
独立開業をコンサルタントデビューだと勘違いしている人がいますが、それでは成功しません。中小企業診断士は合格した瞬間からコンサルタントです。
独立開業は、サービス業として事業を開始する事です。
コンサルタントも商売人
中小企業診断士は他士業と比較し、商売っ気がありません。おそらく独占業務がないため、それを積極的にPRして何件も売っていくという雰囲気ではないのかもしれません。
このことが中小企業診断士の信用に繋がっているのは間違いありませんが、独立診断士はある程度商売的なセンスを持たないと生活していく事は難しいでしょう。
必要な事は実戦経験のみ
独立開業に必要な事は?コンサルティングのノウハウではありません。
現場ではその場で分からないことの方が多いと考えた方が良いです。それをどの様に解決していくかがコンサルの実力です。
ありがたいことに中小企業診断士には、実務補修制度、実務従事制度、というものがあります。ここで実務従事指導員につき現場のコンサルを体験する事が出来ます。この制度が更に充実すればと期待しています。
恐るべし診断士の現場ネットワーク
他士業に比べて 独占業務無し、際立った専門性もなし、という中小企業診断士ですが診断士の現場ネットワークはおそらくNO1です。利益相反やバッティングが少ない業種であるからかもしれません。
ある分野では、やるのも診断士、診るのも診断士、フォローも診断士、といったケースもあります。
研究会・定例会はほどほどに
定例会、研究会の中にはマンネリ化しているところも多々あります。情報収集には良いかもしれませんが、最強のネットワークは現場でこそ構築出来ます。
本当に忙しい人は定例会、研究会にあまり顔を出しません(笑)
様々な現場に入り込んでいる強力な診断士チーム
中小企業診断士の仕事をしていると様々なコンサルティング現場で同業に出会います。「あっ貴方も診断士だったのですね」この様なネットワークが最強です。
公的機関にも、金融機関にも、コンサルティング企業にも、クライアント企業にも、いて共通の会話が成立する事が多々あります。
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