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弁護士の仕事内容は多岐に渡る
弁護士の独占業務
弁護士の仕事は、独占業務として弁護士法で保護されています。なので、弁護士資格をとると弁護士しか出来ない仕事が出来るわけです。
日弁連のWEBサイトでは以下の様に記載されています。
・弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができません(ただし、弁護士法又は他の法律に特段の定めがある場合は、この限りではありません。)。(弁護士法72条)
何人も、他人の権利を譲り受けて、訴訟、調停、和解その他の手段によって、その権利の実行をすることを業とすることはできません。(弁護士法73条)
・弁護士又は弁護士法人でない者は、弁護士又は法律事務所の標示又は記載をすることができません。(弁護士法74条1項)
・弁護士又は弁護士法人でない者は、利益を得る目的で、法律相談その他法律事務を取り扱う旨の標示又は記載をすることができません。(弁護士法74条2項)
・弁護士法人でない者は、その名称中に弁護士法人又はこれに類似する名称を用いることができません。(弁護士法74条3項)
独立弁護士の種類
独立弁護士の種類は、ボス弁、イソ弁、ノキ弁、タク弁、等です。弁護士は知名度が上がり仕事が軌道に乗るまで時間がかかるので以下のような形態があります。
ボス弁とは、その名の通り法律事務所のオーナーであり、複数の弁護士を雇うことが一般的です。
イソ弁とは、居候弁護士のことであり、ボス弁の事務所で給料をもらいながら弁護士をしている者です。
ノキ弁とは、法律事務所のスペースを借りてして弁護士をしている者です。イソ弁と違い給料ではないため、 自分で収入を得る必要があります。
タク弁とは、自宅で開業している弁護士の事です。
弁護士の仕事内容は将来性があるか
テレビ番組やドラマ等で弁護士の活躍ぶりが目立っていますが、はたして将来弁護士の仕事内容について将来性があるのでしょうか。
弁護士の数が多すぎる状況
弁護士で独立している方々にお聞きするのは、「弁護士が増えすぎた」という事です。
司法制度改革が2002年に実行されてから法曹人口の拡大が続き、10年間で約1・5倍以上に増えたと言われています。
団体は活動領域の拡大を試みていますが、裁判件数等が増えていない状況です。
引用元:弁護士白書2018年版等から抜粋_弁護士等の実勢
その結果、仕事が集中する都市では、弁護士が供給過多になり、弁護士事務所や一般企業への就職が困難となる状況が発生しているようです。
AIが弁護士の仕事に与える脅威
最近は、インターネットでFAQ等の情報が充実してきており、「弁護士に相談しなくても問題解決してしまった」という話もよく聞きます。
更に、やはりAI等のIT技術の進化の影響は受けやすいと想定されます。
- 専門性の強化
- 他士業との連携
- インターネットの活用
この様なことが勝ち組に必要となるのではないでしょうか。
事務所の強みを明確にする
弁護士事務所として開業する場合、他の事務所との違いや独自性を明確に分かり易く顧客に伝えていく事が重要です。
やはり、〇〇専門の弁護士事務所と認知された方が仕事が集中する傾向にあるようです。
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