ホームページにどの様に実績を掲載するべきか

ホームページ作成の実績掲載

ホームぺージ作成に実績掲載は必要か?

ホームページに実績掲載をする必要はあるか?
といえば、掲載した方が訴求力が高くなります。但し、手間が掛かるしリスクもあります。

ホームページを作成したが、実績紹介のページに全く情報を掲載できない、といった事があります。
その理由は、主に以下の様な理由があります。

  • 顧客の了承が得られない
  • 実績を説明するのが難しい
  • そもそも実績が少ない

この場合の対処方法として、画像にマスクを掛ける、A社、X氏、といった匿名で事例として掲載する等の方法があります。

確かに実績の掲載は訴求力がありますが、このように相手方の機密情報を守るといった対応も逆に評価が高まることもあります。

ある企業では現場の実績を複数掲載していく予定でしたが、取引先企業からクレームが入りその後の掲載を断念しました。

業種や商品により実績PRの方法が異なる

サービスの様に無形商品の場合は、有形商品よりも、 実績を見える化してPRした方が良いといえます。
これは、小冊子、E-BOOK、ホワイトペーパーといった形で送付やダウンロードできる形式で提供することがあります。
WEBサイトに掲載するのではなく、あえて媒体を変更するのは主に以下の理由があります。

  • 読み易い媒体で情報提供をする
  • 自社商品に興味を持ったリードを取得する
  • 見込客をステップアップさせる効果

実績の列挙ではなく、導入事例をストーリーとして掲載する事で見込み客への訴求ポイントを複数入れる事も可能です。

ホームページ作成時の業種別実績PR

業種別にホームページでどの様な実績をPRする方が良いでしょうか。

ホームページ作成時の業種別実績PR

美容や健康に関する業種の実績PR

美容や健康に関する業種では、実績の掲載が極めて重要になります。
特に、ビフォアー・アフターで効果を分かり易く伝えたり、顧客の感想をリアルな情報として掲載すると威力があります。
一方で、プライバシーの問題があるため掲載が難しく、了承をもらうのも難しいということがあります。
モニターに魅力的なインセンティブを与える等により、実績掲載が資産になると考え計画的に投資していく事が重要です。

士業やコンサルタントの実績PR

士業やコンサルタントのホームページ作成において実績をPRする場合、セミナー実績などを掲載する方法があります。
一般的にはクライアント企業の具体的な内容をホームページで公開し難いため、セミナー開催実績の情報を掲載すれば、良いPRになります。
公的機関などからセミナーを依頼されるのであれば、実力の証明になります。

但し、特定のサービス等を販売する場合は、「顧客の声」がMASTとなることがあります。特に、LP(ランディングページ)で顧客に訴求する場合はボディーコピーとして実績掲載が威力を発揮します。
この様な場合は、計画的に顧客の声を集めていくしかありません。

製造業の実績PR

自社製品として販売している場合は、顧客の了承がもらえればホームページに実績掲載することが容易にできます。
一方で、下請けとして加工品を製造している企業の場合は、掲載できない場合があります。
この場合でも、得意とする加工方法が伝わるようにPR用の加工品を制作し掲載することが可能です。

バンドワゴン効果とスノッブ効果について

バンドワゴン効果とスノッブ効果は、アメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタインが提唱したもので、「流行に乗り遅れたくない」「人と同じものを持ちたくない」という、相反する心理です。

商品によって、どちらかの理論が効果が発揮するかという視点で検討する必要があります。
つまり、「実績」「導入事例」を重視する場合と、「会員限定」といったように希少性を出す方が良い場合もあります。

ホームページ作成の実績掲載のまとめ

ホームページを作成する際に実績掲載で悩む方が多いですが、業種や商品によって対応方法は様々です。
そして、そのままの形での掲載が難しい場合でも、上手な対処方法があり、「難しい」と一言で諦めてしまうのは「もったいない」といえます。